ラストゲーム
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罪深い罪深いユリ子。 私は彼女に二十円の給料を払っていた。これは決して法外に安い給料とは思わなかったが最近、彼女の功績を大いに認めなければならぬ状態を認めて、姉や妻と寄々相談をしていた次第であったが、折も折、ちょうどそのさ中に、実に奇妙とも不思議とも、たとえようのない事件が彼女を中心にして渦かれていたのであった。 それにしても伯爵、相棒も加えて、百歳オーバー三人組に囲まれていると、最近の高齢者こうれいしゃの皆みなさんは元気だよなと実感してしまう。毒蝮三太夫どくまむしさんだゆうになった気分だ。関連項目:あまえないでよっ!!