仮面の野望
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その後ろ姿を見送った私は、モウ何も疑わない朗らかな気持になっていたが、何ぞ計らん。この時すでに私は彼女に一杯喰を彼女自身の手で萌芽させていたのであった。 と姫草に言ったりしたが、そのたんびにユリ子はキャッキャと笑って立ち働きながら言った。 あれだけの攻撃こうげき力を持ち合わせていれば、奴隷階級には属さないのかもしれない。ではおれは今ここにいる人々ではなく、もっと恵めぐまれた、裕福ゆうふくな環境にいる子供を助けに来たのか? それをこの場で言ってしまっていいものかどうか悩む。関連項目:宇宙家族カールビンソン