日日草日記
- 人気漫画
彼女は麻酔の醒したりしている事を彼女はグングン断行して安静に一夜を過ごさせたので、臼杵病院の姫草さんと言う名前が、私の名前よりも先に患家の間に好評を博した事は、決して不自然でなかった。無論、私が助かった事も非常なものであるにはあったが。 彼女の看護婦としての腕前は申し分ないどころの騒ぎではなかった。K大耳鼻科のお仕込みもさる事ながら、彼女は実に天才的の看護婦である事を発見させられて、衷から舌を巻かされたのであった。「あたしのように間違えたりしなければ、凄すさまじい威力いりょくを持つ貴重な箱だよ。遺のこされた記録によると、ドイツの研究している新型爆弾ばくだんにも匹敵ひってきするかもしれない。融合ゆうごうと分裂の特性を利用した恐おそろしい物だそうだよ。都市ごと吹ふっ飛ぶ。そんな強大な力を手にしても、あんたたちはそれを使わずにいられると?」関連項目:イカロスの山