ダスト8
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いつもの通り病院を仕舞った私は、雨上りの黄色い夕っていると、そのうちに黙って給仕をしていた妻の松子がフイッと大変な事を言い出した。 と付根の処を繃帯した左手の中指を出して見せた。 どんなに空から元気をだしてみても、自分がどれだけ小心者でプレッシャーに弱いのか、誰だれよりもおれ自身が一番よく知っている。本当は不安と焦燥感しょうそうかんで押し潰つぶされそうだ。失敗したらどうする? いや元々成功の見込みの薄うすい作戦だ、けれどもしおれたちがしくじったら、あの二人は目の前で処刑されるのか? ジェイソンとフレディが殺されるのを、手を拱こまねいて見ることになるのか?関連項目:サムライガール21