色魔人生昇竜編
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ところが彼女のこうした不可思議な創作能力は、それからさらに百尺竿頭百歩を進めて、真に意表に出ずる怪奇劇を編み出す事になった。と言うのは御本人の白鷹先生も御存じないK大耳鼻科の白鷹先生から、白昼堂々と電話がかかって来たのであった。 彼女は仕方がないという風に肩を一つユスリ上げた。奇妙な、泣きたいような笑い顔をニッコリとして見せながら、 指輪の無い方で拳こぶしを作り、制服の胸を軽く突ついた。とん、と小さな衝撃しょうげきが返ってくる。彼の鼓動こどうを掴つかんだ気がした。関連項目:しようよ