漫画村 岡村賢二 ベアマーダー流介

ベアマーダー流介 漫画村おすすめ感動作品リスト公開!あらすじや一覧。最新の雑誌単行本もレビューします。泣ける漫画なら短編長編問いません。ボンボン、コロロコ、花ゆめなど、少年少女コミック満載です。

懐かしの漫画村

ベアマーダー流介

人気漫画
書籍データ
岡村賢二
レビューとあらすじ
サイケデリック手放せ無いマスターピース。
 扉の向うは恐ろしく広いホールで、天井一面に五色の泡みたようなものがユラユラと霞んでいるのは、会員の手から逃出した風船玉であった。その下を渦巻く男女は皆タキシード、振袖、背広、舞踏服なんどの五色七彩で、女という女、男という男の背中からそれぞれに幾個かの風船玉が吊り上っている。その風船玉の波が、盛り上るような音楽のリズムに合わせて、不可思議な円型の虹のように、ゆるやかに躍り上り躍り上りホール一面に渦を巻いている。桃色と水色の明るい光線の中にと思ううちに扉がピッタリと閉じられた。 私は黙って、その給仕に案内されて広やかなコルク張の階段を昇って行ったが、登って行くにつれて、階中に満ち満ちている高潮したレコードと舞踏のザワメキに気が付いた。「三百年程前までは地下都市には人が住み、地上程ではないがそれなりに栄えていたと聞いている。住人は奴隷どれいの中でも最も身分の低い、地上での生活を許されなかった者達ばかりだったが、少なくとも闇はなかった。灯ひが点ともされ、通路は暗黒の迷宮ではなかった。ところがある時代に、当時の聖砂国君主が、地中で生活する奴隷達の全すべてを地上に引摺り出したらしい。その暴君が住人達をどうしたのかは聞いていないし聞きたくもないが、それ以来此処は神の御ご加護の及ばぬ場所になった。あたし自身、迷宮を彷徨さまよったときは、神に見放されたと思ったものだよ・・・」関連項目:ジョジョの奇妙な冒険