神光援団紳士録
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曼陀羅院長の眼の光が柔らぎました。こころもち歪んだ唇が軽く動き出しました。 曼陀羅院長は田宮課長の敏速な手配にもかかわらずトウトウ捕まらなかったらしく、今日の日が暮れるまで何の音沙汰もありませんでした。したがって彼氏が、彼女とどんな関係を持ったドンナ種類の人間であったか。どうして彼女の遺を手に入れたか。いつから彼女の蔭身に付添って、どの程度の黒い活躍をしていたかと言ったような事実はまだ推測出来ません。「そうだよ、焼け死んだはずなんだ。なのにあたしはこうしてピンピンしている。どうしてなんですうね。来た当初は此処は死後の世界なのかと思ったよ。けれど天国にしちゃあ過酷な環境かんきょうだ。だから生前あまり善行を積んだともいえないせいで、天国の門が開かなかったのですうとね」関連項目:あぁ愛しの番長さま