華高パパラッチ
- 人気漫画
白い封筒の中味はありふれた便いもない姫草ユリ子のペン字で、処々汚なくにじんだり、奇妙に震えたりしているのが何となく無気味でした。 彼女の持って生まれた魅力は事実、男女、老幼を超越したものがあった。この点では私の家族たちも唯一言と評するよりほかに批評の言葉を発見し得ないくらい、彼女の手腕に敬服していた。 なるべく感情を殺すようにしながら、漫画王は注意深く話し続けた。前の前の記憶きおくでは自分に同調してくれたはずなのに。今になって何故なぜ、愚おろかな行為こういに手を貸すのか。関連項目:神喰らい