手品先輩
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という返事であった。 だからこの時も姫草看護婦に対する疑いを、普通一般の嫉と混同するような気は毛頭起らなかった。また彼女の変痴気趣味が出たなぐらいにしか考えなかったが、それでも、そうした彼女の姫草ユリ子に対する疑いが、何かしら容易ならぬ大事件になりそうな予感だけはハッキリと感じたから、念には念を入れるつもりで私は、彼女の考えを一応、検討してみる気になった。「礼儀れいぎ正しい少年だね。言ったろう? そう気を遣つかってくれなくてもいいよ。いくら元気だったとはいえ、この国に来たとき既すでに六十を過ぎてたんだ。今じゃ女に見えるかどうかだって怪あやしいもんさ」関連項目:エルフを狩るモノたちリターンズ